失敗の話
自分は専門が歌で、歌詞すっ飛ばしたときは適当に韻だけ踏んでたんだけど他の専門の人はどうしてたんだろうな、と気になる今日この頃です。
といっても声楽を専門にしていた7年間で歌詞をまるっとすっ飛ばしたのは一度だけなんですよね。一度だけでも大問題だけど。それも声楽始めた当初とかじゃなくて、実に歌いづつけて6年目の去年にやらかしました(苦笑)
面白かったのが、歌詞をすっ飛ばしたと気がついたのが、歌い出す直前に頭が真っ白になって、とかじゃないってことなんですよね。気づいたのは間奏のときだったんです。間奏明け数小節後の歌詞が思い出せないことに間奏中に気がついて、『あー、マジかそんなことあるぅ?』と舞台上で密かにびっくりしてました。
ただ運が良かったというか流石に6年間専門にしてるだけのことはあって、ちょうどそのすっ飛ばした歌詞の部分が全部韻を踏んでることだけは覚えてたんですね。ちょっと曲バレするかもしれないんですが『(イタリア語で)山とか湖とか風とか言ってたなぁ……』となんとなく思い出せたんで、すっ飛ばした歌詞は全部その三つだけで繋ぎました。そのあとの休符ですべてを思い出したんで、あとはそのまま走りきったって感じですね。
失敗体験ではあるんですが、同時に成功体験でもあるなぁと思うこの出来事。何百回何千回と練習しても不慮の事故は起きるもんだから、どうリカバリーするかを考えとくのも大事よね、という話。
練習とは自信をつけるためにやるものだと高校生の私は言っておりました。いつまでも初心を忘れずにいたいものです。
今日の風船
1回目 ブレス5回(ちょっと苦しい)
2回目 ブレス6回(今日ちょっと胃が痛いかもしれない)